トップ > 静岡県の伝承 > 静岡市

麻酔を断り坐禅で腫物手術を受けた釈宗演

所在地静岡県静岡市葵区(静岡病院)
年代明治大正期(本書の約3年前)
登場釈宗演、鎌倉円覚寺管長、釈宗演禅師、手術を受けた禅師(鎌倉円覚寺管長)
出典心霊の現象

どんな伝承か

鎌倉円覚寺の管長として名高い釈宗演禅師は、この文が書かれる三年ほど前、後頭部にできた腫物を静岡病院で手術してもらうことになった。腫物がかなり大きく、広く切り開かなければならないため、医師は全身麻酔をかけなければ手術はできないと主張したが、禅師は麻酔は要らない、坐禅をしている間に切ってくれと言って聞き入れなかった。医師もやむなく言われるとおりに手術すると、禅師は坐禅を組んだまま身じろぎもせず落ち着き払っていた。術後も二階の病室で胡坐をかいたきり休もうとしなかったが、経過はよく傷口はすぐにふさがり、衰えた様子もなく、医師たちは舌を巻いたという。

原典より

禅師は坐禅して居りながら手術を受け、びくとも動かずして泰然自若たるものであつた。—— 心霊の現象(福来友吉) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊の現象(福来友吉)

『心霊の現象』は、福来友吉が数年来諸雑誌、とくに弘学館の『ニコニコ』誌に通俗的に書いた文章から、心霊問題にかかわるものを選んで編んだ小冊子である。明治四十三年から長尾夫人・高橋夫人を相手に試みた念写の実験の経過を詳しく記し、夢による知覚や治癒、潜在精神から生じる病やヒステリーの事例を挙げる。念写、希望のニコニコ、「我の能力」と人性、生命学と心霊研究、動物主義、夢、潜在精神、精神的養生の諸篇を収め、各篇を節に分ける。

種別から探す

観念力坐禅腫物

静岡市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『心霊の現象』の伝承