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お粥の蓋あけで豊凶を占う

所在地佐賀県三養基郡みやき町大字白壁(千栗八幡宮)
年代新暦3月15日(現代)
登場佐賀平野全域の農民代表
出典日本人の生活と迷信

どんな伝承か

佐賀県三養基郡のある八幡社では、新暦の三月十五日にお粥の蓋あけが行われ、佐賀平野の一帯から農民の代表が集まってくる。旧正月に炊いた粥をそのまま置いておき、生えたカビの様子やひびの入り方から、その年の作柄と天候の異変を占うものである。稲の品種について全体の指示が出されるほか、望めば代表ごとに品種の選び方や肥料の施し方まで細かく示される。託宣を受けた代表はそれを持ち帰って部落の人々に伝え、人々はその内容に強い関心を寄せる。佐賀郡のある村の実行組合長は、耕耘機や籾摺機を備えた進歩的な農家でありながら、この八幡さんのお粥を深く信じているという。

原典より

新暦三月十五日にとり行われる佐賀県三養基郡の○○八幡におけるお粥の蓋あけには、佐賀平野全域の農民代表が参集する。—— 日本人の生活と迷信(今野圓輔・森秀男・今野圓輔・民俗学) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本人の生活と迷信(今野圓輔・森秀男・今野圓輔・民俗学)

『日本人の生活と迷信』は、今野圓輔と森秀男による、現代の日本人の暮らしに残る迷信と俗信を論じた本である。文部省の迷信調査協議会が昭和二十年代に二度行った全国調査の数字を引き、十二支や丙午、日の吉凶、家相、厄年、まじない療法、食い合わせ、農作業の禁忌、幽霊・妖怪・河童・憑きもの、便所神や道祖神などを取り上げる。迷信の種類と分布に始まり、医薬、暦と方角、農村、前兆・予知、妖怪、神々と信仰の順に説く。

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