花馬(流鏑馬)の豊作飾り
どんな伝承か
群馬県伊勢崎市の祭礼行列に伝わる俗信。行列の「第二十六列流鏑馬」は花馬と呼ばれ、きれいに飾り付けた馬に、女の子の着物を着せられた男の子が乗る。この飾りを引き抜いて家に飾っておくと豊作になるといわれ、参道に集まった見物人たちが競ってこれを抜き取ったという。村の中を巡行し終えると神社へ戻り、遷座が行われて祭りは締めくくられた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
伊勢崎市史 民俗編――俗信と伝説(伊勢崎市(編)・伊勢崎市史)
『伊勢崎市史 民俗編――俗信と伝説』は、伊勢崎市が編んだ市史民俗編のうち、俗信と伝説・昔話の節の抜粋である。オサキや水死体を知らせる鶏などの俗信と、赤城と日光の神戦、赤堀道玄の娘の入水、『神道集』の宮子の龍宮、義経や鎌倉権五郎にまつわる伝説を、『伊勢崎風土記』などの記録や土地の語りを引いて記す。伝説を赤城山・『神道集』・義経・権五郎・寺社・入定・城などの七類に分けて述べ、十二支由来などの昔話を続ける。