東大枝の雷神山とクワバラの由来
どんな伝承か
東大枝の雷神山のいわれは、落雷による雷神出現の話である。打越の荒田に落ちた雷神が桑名という人に助けられて昇天したので、以来この地の桑畑に雷は落ちなくなり、雷の激しいときに唱える「クワバラ、クワバラ」の由来になったと伝える。全国に伝わる桑原の由来譚と同じ型の話である。この話では、雷神は人にそれほど手間をかけず、背中から直接に昇天したといわれるが、そのときの姿は、田いっぱいにころがる火の玉であったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
梁川町史12(民俗編2 口伝え)――伝説(梁川町(編)/遠藤庄治・梁川町史・自治体史(民俗))
『梁川町史12(民俗編2 口伝え)』所収の伝説(遠藤庄治)。福島県伊達市梁川町に伝わる伝説を、特に川と水の伝説を中心に考察・採録する。