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青木沼の立退き訴訟

所在地福島県伊達市梁川町東大枝(青木沼)
年代約四百年前
出典梁川町史12(民俗編2 口伝え)――伝説

どんな伝承か

東大枝の青木沼は、今から四百年ほど前に溜池として作られたものだと伝わる。池を作るにあたって立退きに反対する訴訟が起こり、村の者が大阪まで出向いたという話が残されている。奥州くるか橋の景観を変えてしまった溜池や、八畳敷を広げた古ムジナの話に出てくる舟生の四つの溜池と同じく、農耕の水利のために神ならぬ人間の手で作られたものであった。水にまつわる伝説は、信仰にかかわる話ばかりではなかったのである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

梁川町史12(民俗編2 口伝え)――伝説(遠藤庄治・梁川町史)

『梁川町史12(民俗編2 口伝え)――伝説』は、梁川町史の口伝え篇に収められた、遠藤庄治による梁川の伝説の解説である。信達平野と阿武隈川を背景に、だいとく坊の巨人伝説、雷神や龍蛇神の話、川から現れる地蔵や観音、弘法伝説、うなぎや大入道の妖怪譚などを、町内の伝説を地区名と番号で引きながら論じる。「聖なる水の伝説」「伝説の描く梁川」「伝説と昔話と生活」の三節からなり、終節で昔話との違いと口伝え篇の編み方を述べる。

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