茶畑で赤ん坊の声をまねるむじな
どんな伝承か
むじなはよく茶畑に潜んでいるものだという。近くを人が通ると「ホギャ、ホギャ」と赤ん坊の泣き声をまねてみせる。たまたま魚などを提げていた者がその泣き声に気を取られ、あたりをきょろきょろ見回している間に、魚をすっかり取られてしまったというようなことがよくあった。草加市吉町二丁目の、大正十一年生まれの話者が語った話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史・自治体史(民俗))
『草加市史 民俗編』所収の伝説。埼玉県草加市に伝わる地名・塚・神社・地蔵・狐狸の伝説を採録する。