墓地で冷たい手を当てるむじな
どんな伝承か
墓地のような寂しい場所では、よくむじなに悪戯をされるという。ことに月のない夜はそうした場所が真っ暗になるから用心しなければならない。そんな夜、むじなは墓のノロシにつかまっていて、脇を通る人の頬や体に冷やっこい手を押しつけたり、足にからみついたりして驚かす。驚いた人が持ち物を放り出して逃げ出すのを狙っているのだという。草加市吉町二丁目の話者が語った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史・自治体史(民俗))
『草加市史 民俗編』所収の伝説。埼玉県草加市に伝わる地名・塚・神社・地蔵・狐狸の伝説を採録する。