渡邊偉哉の初の念写成功
どんな伝承か
渡邊偉哉(二十五歳、山梨県南都留郡鳴沢村出身、当時西桂村小学校に勤務)は、自分にも念写ができるとの確信のもと修養を積み、大正七年二月十一日、「忠」の一字を題目として初めて念写に成功した。同僚の米山耕夫が現像し、乾板上に文字が薄く現れたという。渡邊は喜んで上京し、福来博士にこの成果を報告した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代心霊現象之研究(エッチ・カーリントン・心霊研究・1924年(大正13年))
『現代心霊現象之研究』は、米国のエッチ・カーリントンが一九一九年に著した『現代心霊現象』の訳書で、訳者の序辞は大正十三年五月二十日付である。心霊現象と進化論・心理学・生物学・倫理学との関係を論じる部と、霊媒ユーサピアの回想、幽霊、心霊写真、心霊体の投影、霊的治療、憑きもの、エルバーフェルトの馬、植物の霊などを扱う部を収める。巻頭に福来友吉の序文と凡例、巻末に福来の念写実験の附録と水晶球凝視の実験報告を付す。