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施米を受けた家に降った浅間の札

所在地静岡県静岡市清水区江尻町
年代慶応3年(1867)10月中旬
登場施米を受けた利兵衛ほか
出典ええじゃないか

どんな伝承か

いまの清水の一帯では、はじめ駿府への参詣という形で騒ぎが起こり、十月の中旬には江尻でも札が降った。降ったのは十五種類二十四枚で、その明細まで残っている。札の降った家は門前に榊や竹を立てて注連を飾り、七日のあいだ祭りを営んだ。降札を受けた家のなかには、慶応の初め、暮らし向きの立ちゆかない者の一人として施米を受けた利兵衛の家もあり、そこには富士浅間神社の札が降っていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか(高木俊輔)

『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。

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