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裏六甲に広がった降札と踊り

所在地兵庫県西宮市山口町
出典ええじゃないか

どんな伝承か

西宮の北にあたる摂津有馬郡の裏六甲では、十一月十日ごろから山口村や吉尾村にお祓が降り始めた。二、三日後には山口村で踊りが起こり、ええじゃないかの囃しも聞かれるようになる。十四日には在町の道場河原にも降り、十六日の夜から踊りが始まって山口村へ踊り込んだ。吉尾村にも参詣人が押し寄せ、騒ぎは裏六甲一帯へ広がる。やがて屋台が出て近村を巻き込み、節季も大晦日も正月も構わずに踊り続けたため、年末の勘定さえできない有様だったと記録されている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか(高木俊輔)

『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。

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