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念仏講の積金で架けた念仏橋

所在地埼玉県八潮市大字二丁目若柳(念仏橋)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典八潮市史 民俗編――伝説・怪異

どんな伝承か

二丁目の字若柳で八條用水に架かる橋は、念仏橋とも観音寺橋とも呼ばれている。昔、下妻街道は二丁目村から馬場村へ抜けていたが、途中を流れる八條用水には丸太が一本渡してあるだけだった。旅人の中には丸太から落ちて難儀する者もいた。そこで若柳の念仏講の人々が橋を架けようと思い立ち、十日ごとに講を開いてお金を積み立てた。その甲斐あってようやく石橋が架かったので、念仏橋と名付けたという。この地の念仏は、お十夜念仏と呼ばれている。

原典より

そのため若柳の念仏講の連中が橋を架けることを思いたち、一〇日目ごとに講を催し積金をした。—— 八潮市史 民俗編――伝説・怪異(八潮市(編)・八潮市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

八潮市史 民俗編――伝説・怪異(八潮市(編)・八潮市史)

『八潮市史 民俗編――伝説・怪異』は、埼玉県の『八潮市史』民俗編から伝説の部分を収めたものである。市内の各地区で聞き取った稲荷火や狐の嫁取り提灯、狢・河童・蛇の話、徳川家康の鷹狩りにちなむ地名や塚の由来、地蔵や人魂、念仏橋の話を、話者の言葉づかいのまま地区名を添えて並べる。概説のあとに自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三つに分け、話の群ごとに『日本民俗事典』や『武蔵の伝説』などを引いた参考を付ける。

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