両肌脱いだ女蚕物師
どんな伝承か
養蚕の地で女が強いのは上州だけではなかったと見えて、堰本には次のような話が伝わる。巡査に、片肌を脱いで十銭の罰金だといわれた女蚕物師が、それならばと両肌を脱いで二十銭だといったという。原典は、この女丈夫の話を、養蚕が梁川の主な産業であったことを示す蚕にまつわる伝説の末尾に置いている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
梁川町史12(民俗編2 口伝え)――伝説(梁川町(編)/遠藤庄治・梁川町史・自治体史(民俗))
『梁川町史12(民俗編2 口伝え)』所収の伝説(遠藤庄治)。福島県伊達市梁川町に伝わる伝説を、特に川と水の伝説を中心に考察・採録する。