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不夜城と呼ばれた矢沢千軒

所在地山形県米沢市大沢矢沢
年代室町〜戦国期
登場伊達持宗、伊達政宗、伊達成宗、足利義尚へ砂金を献じた者
出典米沢市史 民俗編――伝説

どんな伝承か

矢沢の金山は伊達氏の時代に栄えたと伝える。寛政三年(一四六二)十月に伊達持宗が時の将軍足利義政に黄金三万疋を献じ、その子成宗もまた文明十五年に京の足利義尚へ砂金百両を献じたという。しかし豊臣秀吉の命で伊達政宗が仙台に移る折には、坑道をすべて埋めてしまったといわれる。その盛時には三俣中の沢、高発揚、鼻毛通、大導寺、大坂敷に飯場が作られ、茶屋・酒屋・妓楼が立ち並んで矢沢千軒といわれ、不夜城の観を呈したものといわれている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

米沢市史 民俗編――伝説(米沢市(編)・米沢市史)

『米沢市史 民俗編――伝説』は、米沢市が編んだ市史の民俗編から、第八章「口承文芸」第三節「伝説」を収めたものである。狐・河童・蛇にまつわる話、上杉家の家臣や弘法大師・源義経にちなむ話、沢・池・岩の由来、地蔵や不動尊の霊験、温泉の開湯譚、長者屋敷など、米沢とその周辺に伝わる伝説を一話ずつ短くまとめて載せる。全体を「鳥獣・草木」「人霊」「山・川・湖沼」「地蔵・社寺」「温泉・町・村」の五項に分け、遠山と田沢の七不思議も列挙する。

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