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三百人分の昼飯を出した長者

所在地茨城県ひたちなか市大字勝倉大平(長者ヶ谷津)
年代伝承(口承)
登場八幡太郎義家、奥州征伐の武将
出典日本伝説大系 第4巻

どんな伝承か

八幡太郎義家が奥州征伐へ向かう途中、勝倉の長者のもとに立ち寄って昼飯を乞うたところ、長者はその場で三百人分を整え、豪勢にもてなしたという。義家はこれほどの富を持つ者をこのまま置いては、後の世に必ず災いのもとになると考え、奥州からの帰り道、一夜のうちに長者の屋敷を焼き払い、一族をことごとく滅ぼしてしまった。屋敷の跡と伝えるのが勝倉大平の長者ヶ谷津である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第4巻』は、日本の伝説を話型ごとに集成した叢書『日本伝説大系』の一冊である。茨城・栃木・群馬の三県に伝わる伝説を、男体・赤城の神争いや榛名湖の入水譚、平将門・源義家・親鸞・弘法大師などの事跡、河童・竜宮・長者・石・姥捨・九十九谷などの話型ごとに収める。各項は代表となる伝承地の話を掲げ、〔類話〕に各地の聞き書きを伝承者名や出典とともに並べ、〔文献〕に縁起・地誌などの古記録を抄出し、柳田・高木による話型名を添える。

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