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由良成繁が鞍を掛けた稲荷社の松

所在地埼玉県深谷市石塚(稲荷社)
年代永禄(由良成繁)
登場由良刑部大助源成繁、持田善作、報告者(鞍掛の古地名を報じた資料提供者)
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 上

どんな伝承か

深谷市石塚の稲荷社の前には、樹齢数百年といわれた鞍掛松という老松があったが、明治維新の後に惜しくも枯れてしまった。永禄年間の合戦のとき、上州金山城主の由良刑部大助源成繁がこの社を本陣に定めて敵と向かい合い、馬の鞍をこの松に掛けたので、人々が鞍掛松と呼ぶようになったと『大里郡神社誌』は伝える。なお持田善作氏の報告によれば、神社のあたりを鞍掛と呼んだ古い地名も残っていたという。

原典より

社前に樹齢数百年を経た鞍掛松という老松があった。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 上(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 上(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成――分類と解説 上』は、韮塚一三郎が埼玉県内の伝説を類型ごとに集めて編んだ伝説集の上巻である。片目の魚、化かす狐や狸、松・杉などの樹木、石や岩、ダイダラ坊と山、清水・渕・池・井戸にまつわる県内各地の伝説を、郷土誌や地誌、『埼玉史談』などの文献と、地元の資料提供者や話者の報告から採って収める。各話に所在地と出典を添え、話型ごとに〈解説〉を置いて全国の類例と信仰の背景を論じ、[参考]文献を挙げる。

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