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山神の前で聞いた天狗の空木倒し

所在地福島県伊達郡川俣町山木屋
年代現代
登場橋本武、菅野喜一郎、体験者
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

伊達郡川俣町山木屋の菅野喜一郎は、幼い頃から体が弱く、山の神修験の取り子となった。七歳のある春の夜更け、修験に連れられ、百匁蠟燭をともして度胸試しに山奥の山神参りへ出かけた。山神の前で火を焚いていると、大木を伐り倒す斧の音がした。やがてバリバリという音がしたが、倒れる音はついにしなかった。修験は「あれは天狗のカラ木倒しだ」と言った。あたりは静まり返り、真っ暗闇で、恐ろしさに修験の裾にしがみついていたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)

松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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