蕪崎
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どんな伝承か
愛媛県宇摩郡土居町蕪崎(現四国中央市)にある社の神「かんじさん」にまつわる話。大正七年頃、社の前で呉服屋を営む主人のもとへ、遠く離れた村の提灯屋が、かんじさんの堂に吊るす提灯の注文を受けたと届けにきた。しかし主人にはそんな注文をした覚えがなく、かんじさんが主人に化けて提灯屋へ行ったものと分かった。呉服屋は代わりに代金を払い、提灯を堂へ吊るしてやったという。願をかけて叶った者は、人に見られぬよう赤い布ののぼり旗をお礼参りに納める習わしがあり、堂の隅には今も新旧ののぼりが立てかけられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・1980年代)
松谷みよ子『現代民話考 9 (木霊・蛇)』を小話単位で全406話収録。木霊(木の精・祟る木)や蛇にまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明402話・市区町村判明344話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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四国中央市の伝承
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