第7話 生き霊は存在するのか――重すぎる愛の末路
どんな伝承か
三浦のもとに、以前鎌倉で知り合った中国人の鄧から久しぶりに電話が入り、来日したので会いたいと告げられた。急いで我孫子へ帰ろうとする三浦に、朝鮮料理をふるまった山本が中国語を学ぶ理由をしつこく問い、嫉妬をあらわにするが、やがて大きな商機の兆しだと考え直し、鄧を紹介してほしいと言い出す。数日後、新宿で再会した鄧は事業で巨利を得たと語り、日本で二社を興すので一緒に働かないかと持ちかけた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
実録 あなたの知らないオカルト業界(三浦悦子・2014年(平成26年))
『実録 あなたの知らないオカルト業界』は、三浦悦子が二〇一四年に著した体験記である。ライターとして約二十年にわたり取材や個人的な関わりを持った新興宗教の教祖、気功師、霊能者、能力開発セミナー、フリーエネルギーの売り込み手らの内幕を、自らの見聞として綴る。「はじめに」と「おわりに」の間に九つの話を置き、拝み屋、生き霊、御神行などの題材ごとに副題を付けて語る。