今から凡そ三十年前芦屋の人が四人連れで盆の十五日の晩
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どんな伝承か
福岡県遠賀郡芦屋町で、今から凡そ三十年前のこと。芦屋の人が四人連れで盆の十五日の晩、必ず漁を休むべき禁を犯して沖へ鯖をとりに行った。鯖は大変よく獲れたが、そのうち人の首が海面に浮かんで来て、笑ったり転がったりして気味が悪い。急いで逃げ帰り、獲った魚だとばかり思っていたものを見ると、皆それは草履であった。やがて四人は次々に発狂して、一人が死に二人が死にして、皆死んでしまったという。それだから盆には漁に行くものではないというのである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)
松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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芦屋町の伝承
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