行者が身を清めた有馬の浄身場
どんな伝承か
有馬の堂貝戸の一角には、地下水が湧き出す場所があり、浄身場と呼ばれて聖域とされていた。行者や山へ登る人は、かならずここへ来て身を清めたという。湧き水は砂利を持ち上げるほど勢いよく噴き出し、ひどく冷たい水だった。
原典より
行者やお山に登る人は、必ずここへ来て身を浄めたという。—— 渋川市誌 民俗編(市史編纂シリーズ) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
渋川市誌 民俗編(市史編纂シリーズ)
『渋川市誌 民俗編』は、渋川市の市誌民俗編のうち、第六章「民俗信仰」の第一節から第五節の初めまでを収めたものである。人魂・幽霊・ロクロッ首・生まれかわり・死神などの霊魂の話、手をつけてはいけない聖地や耕すと祟る忌地、オサキ使いや狐つき、神かくし、若宮八幡などのたたり、イチッコと呼ばれる巫女や祈禱師、東向き鳥居参りなどの祈願を、市内の大字ごとの聞き書きで記す。はじめにで章全体を解説し、続く節では話に見出しと採集地の大字を添える。