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五百巻では足りなかった稲荷の祈禱

所在地群馬県渋川市半田
登場御岳長さん、祈禱師
出典渋川市誌 民俗編

どんな伝承か

大正十三年ごろのこと。家に病人が絶えないので、母親は中村の実家の近くにいた祈禱師の御岳長さんに頼み、稲荷様の春祈禱をしてもらった。すると、半田の家の稲荷の境内には代々伐ってはならぬ大杉があったのに、それを伐ったから病人が出るのだ、というお告げが下りた。祈禱を受けても不運は続いたため、今度は笠間稲荷に見てもらう。先日の祈禱は五百巻だったが、本来は千巻でなければならなかったと言われ、あらためて千巻の祈禱をしてもらったところ、それきり何事も起こらなくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

渋川市誌 民俗編(市史編纂シリーズ)

『渋川市誌 民俗編』は、渋川市の市誌民俗編のうち、第六章「民俗信仰」の前半を収めたものである。人魂・幽霊・ロクロッ首・生まれかわり・死神などの霊魂の話、手をつけてはいけない聖地や耕すと祟る忌地、オサキ使いや狐つき、神かくし、若宮八幡などのたたり、イチッコと呼ばれる巫女や祈禱師、丑の刻参りなどの祈願を、市内各地の話者からの聞き書きで記す。総説に続いて霊観念・聖地忌地・霊異現象と巫者・祈願巡礼の節を立て、各話に見出しを付す。

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祈禱祈禱師大杉

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