元弘三年の戦勝祈願と駒つなぎの松
どんな伝承か
狭山市入間川の八幡神社の境内に、駒つなぎの松と呼ばれる木があった。元弘三年五月、この松に馬をつなぎ、八幡宮に戦の勝ちを祈ったと伝えられている。『川越地方郷土研究』が伝える一条で、同書はこれを、血のしたたる木やズイコウのケヤキ、じゃんか松などと並ぶ、植物にまつわる伝説の一つとして収めている。
原典より
八幡神社の境内にあり、元弘三年五月この松に駒を繋ぎ八幡宮に戦勝祈願したといふ。—— 狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当))
『狭山市史 民俗編』は、狭山市の市史のうち民俗を扱う巻で、ここにはその「五 伝説・昔話・世間話」の部分が収められている。堀兼・入間・奥富・柏原・水富・入間川の各地区で古老の座談会と個別の聞き取りによって集めた話を、話者の地区・名・生年を添えて載せ、不老川や堀兼の井、影隠地蔵、キツネ、豪商綿貫家の話などを含む。伝説は水・動物・植物・地名・人物・塚・神仏・地蔵・妖怪変化など十項に分け、話ごとに[解説]を付す。