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中峠の八幡神社と老松

所在地千葉県我孫子市中峠(八幡神社)
年代明治三十七年
登場—
出典相馬伝説集

どんな伝承か

中峠の八幡神社は誉田別命を祀る。境内はかつて八反余りあったが、明治三十七年に土地が払い下げられて立木も伐られ、今はわずかな社地を残すだけになった。それでも残った老樹は高く育ち、枝を渡る風の音は仙楽のように聞こえ、苔が地を覆って俗世の塵を留めない。鳥居近くには高砂の松にも勝るという老松が並び、神さびた宮居に古い山の色を映して、神威のさかんなことを覚えさせる。祭日は正月十五日で、社田を持つ福の神とされる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))

『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。

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