ハチスの花に針を通す歯痛の金山さま
どんな伝承か
上奥富の梶屋というところに、金山さまと呼ばれる小さなお社がある。歯痛や虫歯に悩んだときは、社のまわりに咲くハチスの花を採り、それに針を通して、痛みが治るようにと願をかける。無事に治ったら、その針を抜いてやるならわしである。金山さまの縁日は毎年十二月八日と決まっている。語ったのは上奥富の明治三十八年生まれの人。
原典より
上奥富の梶屋というところに、「金山さま」と呼ばれる小さなお社がある。—— 狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当))
『狭山市史 民俗編』は、狭山市の市史のうち民俗を扱う巻で、ここにはその「五 伝説・昔話・世間話」の部分が収められている。堀兼・入間・奥富・柏原・水富・入間川の各地区で古老の座談会と個別の聞き取りによって集めた話を、話者の地区・名・生年を添えて載せ、不老川や堀兼の井、影隠地蔵、キツネ、豪商綿貫家の話などを含む。伝説は水・動物・植物・地名・人物・塚・神仏・地蔵・妖怪変化など十項に分け、話ごとに[解説]を付す。