井戸山の暗がりに出る小豆婆さん
どんな伝承か
北入曽で、野々宮神社の前を通る宮街道と、常泉寺の前を通る寺街道が交わるあたりを井戸山と呼ぶ。杉やケヤキが茂って昼でも薄暗く、窪地もあった。ここには夜ごと小豆婆さんが現れ、小豆を洗うような音を立てて、通りかかる人を驚かせたという。
原典より
北入曽の宮街道(野々宮神社の前の道)と寺街道(常泉寺の前の道)の交差するところを「井戸山」といって、杉やケヤキが生い茂り昼でも暗いところで窪地もあった。—— 狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当))
『狭山市史 民俗編』は、狭山市の市史のうち民俗を扱う巻で、ここにはその「五 伝説・昔話・世間話」の部分が収められている。堀兼・入間・奥富・柏原・水富・入間川の各地区で古老の座談会と個別の聞き取りによって集めた話を、話者の地区・名・生年を添えて載せ、不老川や堀兼の井、影隠地蔵、キツネ、豪商綿貫家の話などを含む。伝説は水・動物・植物・地名・人物・塚・神仏・地蔵・妖怪変化など十項に分け、話ごとに[解説]を付す。