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金谷宿と洞善院の数えきれない御札

所在地静岡県島田市金谷(洞善院)
年代1867年(慶応3)9月12日〜
登場松浦家、記録者
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

大井川の右岸にある金谷宿では、八月にも単発の御札降りがあったが、宿を挙げての騒ぎになったのは九月十二日の降札からである。松浦家文書の「歳代記」がこれを詳しく記すが、宿内に降った札の記録と、宿内の洞善院に降った札の記録の二つからなり、研究者によって数え方がまちまちになった。前者には百四十四件・百七十六枚、後者には四十五枚が載るものの、九月十五日の分に重複があり、洞善院の記録は前書きで数百枚が降ったとしながら四十五枚しか書き留めていない。そのため正確な枚数は出しようがないと結論されている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・1986年(昭和61年))

『ええじゃないか始まる』は、田村貞雄が一九八六年に著した幕末の民衆運動「ええじゃないか」の研究書である。慶応三年に三河から遠江・駿河へ広がった御札降りの発端を、牟呂村の「二夜三日正月」、御鍬百年祭、吉田宿の助郷騒動、秋葉信仰との関わりから、村方の文書や日記、市町村史の史料をもとに追う。はしがきに続く八章で発端から波及、仕掛人をめぐる諸説、祭の後の「代替わり」までを論じ、主な史料はその原文を別組で示す。

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