くさ神さん
どんな伝承か
交野市の結了町から春日道を、がらと川を越して少し北に下ると、東から西へ流れる小川がある。この川が枚方市と交野市を分けており、その流れに沿って少し西へ行ったところに「くさ神さん」があった。祠はなく、笹やぶの中に小さな鳥居が立ち、藁で作った馬や赤飯などが供えられていた。大正七、八年ごろまで、子どもの「くさ」(胎毒、湿疹)が全治するよう祈願する人が続いたという。昔は移る病は野原に捨てに行き、そこにおいでになる神様に受けとってもらったものだといい、今はぐみの古木の残るその場所に、枚方市春日の小篠英生氏が祠を造り、馬の神が祭られているという。
原典より
結了町から春日道を、がらと川を越して少し北に下ると、東から西に流れる小川がある。—— 交野市史 民俗編――伝説(交野市(編)・交野市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
交野市史 民俗編――伝説(交野市(編)・交野市史)
『交野市史 民俗編――伝説』は、交野市が編んだ市史の民俗編から伝説の章を収めたものである。交野の各地に伝わる池・古墳・寺社・地名にまつわる伝えを集め、産所とよな池、弘法大師の蚊封じの池、獅子窟寺の再建の由来、小松寺の起こりなどを、所在地や文献の記述を添えて記す。郡津・倉治・私部・森・寺・傍示・私市・星田の八地区を節に立て、地区ごとに話を並べる。