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客の減った三河万歳と尾張万歳

所在地愛知県西尾市
年代現代(昭和期)
登場三河・尾張万歳の芸人約2000人余
出典現代の迷信

どんな伝承か

正月を戸ごとに祝福して回った三河万歳は、愛知県西尾・常滑市あたりが本場で、年末に出発し翌年五月に帰郷した。尾張万歳は知多万歳とも呼ばれ、知多町・上野町・横須賀町・半田市・阿久比町あたりの農民約二千人が農閑期にお得意先を回った。都会では一日四百軒近くを訪ね歩いたが、近ごろは半分近く断られ、祝儀もわずかになったという。

原典より

めでたいことばかり言いたてて、正月を戸ごとに祝福して歩いた万歳(まんざい)も、近ごろは影が薄くなってしまった。—— 現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

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