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笊淵から貰われた福神童ウントク

所在地岩手県紫波郡矢巾町(笊淵)
年代不明(昔話)
登場爺、淵の女
出典佐々木喜善全集 1
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どんな伝承か

紫波郡では福神童をヨケナイと呼び、和賀郡の一部から江刺郡にかけてはウントクまたはウントコ童と呼ぶ。いずれも百姓手伝いの童神で、顔がひどく醜く、今のひょっとこ面のようであったという。ウントコワラシの話では、爺が山で柴を刈っていると傍らの淵の水が面白くくるくる回るので、柴を一束入れてみた。柴は回りながら水中へ沈んでゆく。面白がって三月ほど刈りためた柴をみなその淵へ入れてしまうと、淵の中から美しい女が出て来て柴の礼を述べ、ぜひ我が家へ来てくれという。爺が水の中などへは入れぬと言うと、女は自分におぶさって目を瞑っていればよいと答えた。紫波郡ではこの童を南昌山の麓の笊淵から貰って来たと語る。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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