幕府のお林から移した塚の松
どんな伝承か
中田切から羽中の宿を通って、浄化センター方面へ向かう途中の左側に、小高い塚がある。そこには昔、松の木が数本大きく茂っていた。この松の木は、三百年以上も前に、布佐台のお林、すなわち幕府の林で一里塚の付近にあったところから引き抜いて来て、植えたものと伝えられている。羽中の斎藤善一郎が語り伝えた話である。
原典より
この松の木は、三百年以上も前に、布佐台のお林(幕府の林・一里塚附近にあった)より引き抜いて来て、植えたものと伝えられている。—— 利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史)
『利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説』は、利根町が編んだ町史の一巻で、第一章を「民話と伝説」にあてる。町内を歩いて聞き集めた話と『北相馬郡志』などから引いた話を収め、大平権現や布川の地蔵の由来、バッソンの笑い話、大蛇・河童・むじなやキツネに化かされた話、押付新田の鶴殺し事件などを載せる。伝説と昔話に分けず文・布川・文間・東文間の地区ごとに節を立て、各話の題に伝承地を添え、話者名や方言の語釈を注記する。