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家畜が消え土に埋められた石の仁王

所在地埼玉県北本市朝日二丁目(無量寿院)
年代伝承
登場里人
出典北本市史 第6巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

昔、石で彫った大きな仁王像があり、牛車に載せて川越まで運ぶことになった。ところが別所村の無量寿院の前まで来ると、牛車がぴたりと止まって動かなくなった。近くの百姓や付き添いの人々は、仁王様がここを離れたくないのだろうと考え、その場に像を立てておいた。ひと月ほどたつと、毎日像の前を通っていた百姓たちの馬や牛が次々と姿を消した。仁王様が食べたのではないかと考えた人々は、穴を掘って像を埋めてしまい、それからは家畜が無事に育つようになった。以後仁王を見た者はいないが、土地の人は今も土の中に埋まっていると信じているという。

原典より

そこでお百姓さんたちは、きっと仁王様が馬や牛を食べたのではないかと考え穴を掘り、仁王様を埋めてしまいました。—— 北本市史 第6巻(民俗編)――伝説(北本市(編)・北本市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北本市史 第6巻(民俗編)――伝説(北本市(編)・北本市史)

『北本市史 第6巻(民俗編)――伝説』は、北本市の市史民俗編のうち、第十一章「伝説・世間話・昔話・諺」の冒頭部分である。章の「はじめに」で四者の性格を説いたのち、第一節「伝説」に蒲桜・龍灯杉・一夜堤や多くの塚の伝承、送りオオカミ・河童・禁忌動物、おたきあげ・十日夜の由来など四十二項目を収める。多くの項目は見出しに石戸宿・高尾などの伝承地を添え、話者名や「埼玉県伝説集成」などの出典を▽で示す。(197字)

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