おたきあげ(俵藤太の大蛇退治)
どんな伝承か
七月一日は浅間神社の初山にあたり、朝食に小麦饅頭を作り、各家のケードで小麦がらを燃す。これを「おたきあげ」といい、さまざまな言い伝えがある。高尾では七月一日の朝、ケイド(宅地の入口の道)で新しい小麦がらを燃した。その理由は、俵藤太がオロチ退治に行ったとき、この日は夏だというのにとても寒かったので、火にあたったのだという。またオタキアゲをしないと悪い病気に入られてしまうぞ、といったものだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北本市史 第6巻(民俗編)――伝説(北本市(編)・北本市史・自治体史(民俗))
『北本市史 第6巻(民俗編)』第十一章所収の伝説。埼玉県北本市に伝わる口承を採録する。