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提灯の連なるキツネの嫁入り

所在地茨城県取手市小堀
年代不明(語り手9歳頃)
登場母、語り手
出典取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異

どんな伝承か

語り手が九つの頃のことである。利根川の堤防の上に、提灯をいっぱいつけたように、およそ三十メートルほどの長さでちらちらと火が見えた。母が『キツネの嫁入りだから見てみろ』と言った。しかし、いつまでも見続けていると消えてしまう。どういうわけかほんの短い時間だけしか見えないのだという。取手では、利根川の堤防や土手でキツネの嫁入りの火を見たという話がいくつも語られている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史)

『取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異』は、取手市が編んだ市史民俗編のうち、俗信の末尾と「伝説」の節を収めた部分である。市内各地区での聞き取り調査で集めた語りを話し言葉のまま書き起こし、一部は『取手町郷土史資料集』から抜粋して、将門と桔梗御前の伝説、地蔵・社寺・樹木の伝説、狐や化け猫、幽霊、タマセなどの話を収める。将門伝説を別格として先に置き、続いて市内各地の伝説、祟りのある田や山の話を並べる。

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