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夢告げのチャボが鳴く金縄塚

所在地岐阜県各務原市鵜沼(金縄塚)
年代伝承
登場村一番の貧乏な男/白鬚のじいさん
出典各務原市史 民俗編――地名伝説

どんな伝承か

むかし鵜沼村は川で南と北に分かれ、北側は土地がやせていて貧しかった。その北側でいちばん貧しい男が、ある夜に夢を見た。金色の鳥に乗った白鬚の老人が現れ、裏山では正月の夜明け前に金色のチャボが「トーテンコー」と鳴き、その声を聞けば良いことがある、ただし毎朝日の出前から働く者の耳にしか届かない、と告げたという。それから村人は朝早くから仕事に励むようになり、暮らし向きも良くなった。人々はその山を金鳥塚と呼び、のちになまって金縄(きんじょう)塚と呼ぶようになったと伝わる。全国に分布する金鶏伝説の一つで、鵜沼のものは単純な形を残しているとされる。

原典より

人々はその山のことを金鳥塚と呼ぶようになったという。—— 各務原市史 民俗編――地名伝説(各務原市(編)・各務原市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

各務原市史 民俗編――地名伝説(各務原市(編)・各務原市史)

『各務原市史 民俗編――地名伝説』は、各務原市が編んだ市史の民俗編のうち、地名伝説を述べた部分である。小字や俗称の起こりを語る話を、那加・稲羽・鵜沼・蘇原の四地区ごとに集め、浜見塚、与三郎池、甚六屋敷、片葉屋敷、金縄塚、嫁ふり坂、立岩と二つ岩、火の玉橋などを取り上げる。民話の語りを「」で引いたうえで、話の要素や他地方の類話、その土地の今の姿を書き添える。

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