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ヒョウヒョウと鳴いて通る山童セコ

所在地大分県佐伯市
年代伝承・俗信
登場里人
出典大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの

どんな伝承か

山童はマワラ・ヤマアロ・セコなどと呼ばれる妖怪で、秋の彼岸に山へ登り、春の彼岸に川へ下る河童の仲間と考える土地が多い。県南の南海部郡ではセコをヤマノヒトとも呼び、河童のように頭の皿に水を溜めているというが、川へ下って河童になるという話はあまり聞かれない。鶴見町では、六、七歳の子ほどの大きさで、天気の変わり目には群れをなしてカッカッと鳴きながら山へ登るという。蒲江町では、毎晩決まった時刻にヒョウヒョウと鳴いて通り、その道筋に小屋を建てると壁に穴をあけられたり揺さぶられたりするが、こちらから手を出さなければ悪さはしないと伝わる。

原典より

県南の南海部郡では、セコはヤマノヒトとも呼び、河童のように頭の皿に水を溜めているが、川にくだって河童になるという話が伝わっている所は少ない。—— 大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの(大分県(編)・大分県史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの(大分県(編)・大分県史)

『大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの』は、大分県の県史の民俗篇のうち、講の項の末尾と俗信の章を収めたものである。俗信の諸相、兆・占・禁・呪、天狗・鬼・山童・河童・ウブメ・塗り壁・狐狸・火の玉などの妖怪と霊異、犬神やトウベ(蛇神)、死霊風などの憑きものを、国東・日田・臼杵など県内の伝承と既刊の研究をもとに述べる。山の怪・水の怪・路傍の怪などに分けて事例を並べ、節ごとに注を付し、写真の説明文を挟む。

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