本木の怪談(福岡)
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どんな伝承か
井上円了の妖怪研究より。稲生平太郎の怪と類を同じくするものに「本木の怪談」がある。これは福岡県の怪談で、円了が九州漫遊の際、福岡の新聞にその記事が出ていたので一読したという。円了は怪異を、動物の挙動・物理化学作用・幻覚妄想・偶然の四つに整理し、稲生の怪や本木の怪はいずれも天狗や狐狸のしわざとされてきたが、狐狸に字を書き人語で応答する力があるとは信じられぬとした。越後蒲原郡早通村円性寺の怪談とともに、古狸のしわざとされる類話に位置づけている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
井上円了 妖怪学講義(井上円了(平野威馬雄 編著)・井上円了・妖怪学・明治(原著)・現代(編))
哲学者・井上円了(妖怪博士)の畢生の大著『妖怪学講義』を、平野威馬雄が編んだ普及版。円了は真の宗教信仰の障害となる迷信を打破するため、あらゆる妖しきものの正体究明に一身を捧げ、妖怪を物怪・心怪・理怪に大別し、物怪心怪を仮怪(説明可能な迷信)、理怪のみを真怪とした。本書は理学・心理学・宗教学・雑の各部門から具体例を抄録する。序ではコックリ(狐狗狸)を西洋のテーブルターニング由来の無意識筋肉運動と解明。
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福岡市の伝承
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