送電線の上から地上を照らした光体
どんな伝承か
昭和三十八年六月二十八日と二十九日の両夜、滋賀県甲賀郡石部町石部の国道一号線沿いにあるモーテルで、従業員の小島宗行らが奇妙な光体を目撃した。光体は送電線の近くに滞空する、月よりも明るい黄赤色の丸いもので、数は二、三個であった。そのうち大きい光体からはサーチライトのような光が放射され、その光は地上を動きまわって目撃者たちを驚かせたという。この事件は翌二十九日付の『読売新聞』などで報じられた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。