光の膜に包まれた十二個のV字編隊
どんな伝承か
昭和三十一年八月十一日の夜、広島県福山市南町の門田正靖と両親の三人は、いろいろに隊形を変える光体群を四回にわたって目撃した。同夜の午後九時ごろ、庭園で涼んでいた父親が南東の方から北西の方へ進む光体群を見つけ、正靖に知らせて注視した。光体群は十二個の丸い物から成り、色は蛍光灯の白昼光で、V字型編隊の全体が光のヴェールに覆われていた。編隊からは何の音も聞こえず、聞こえたのは虫の音と遠くを走る自動車の響きだけであった。頭上を越えたあたりから北西より西へほぼ垂直とも思えるほどの急カーブを描いて曲がり、西空の雲に隠れた。隊形は一二〇度や九〇度に開いたV字型、二列縦隊、一列横隊などへ次々に変化したという。
原典より
昭和三十一年八月十一日夜、広島県福山市南町の門田正靖氏と両親の三人は、いろいろ編隊の隊形を変える光体群を四回にわたって目撃した。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。