斑点を並べたブーメラン形の光体
どんな伝承か
昭和三十三年三月二十四日の午後九時五十一分ごろ、山口市今市で流星観測をしていた藤井旭は、天頂の大熊座α星付近から五六度の距離角を四、五秒で通過するブーメラン型の光体を目撃した。光体の進行方向に向かって右側には少し黄色がかった丸い斑点が三、四個並んでおり、そのうち一個は明確に見えたという。光体の長さは一・五から二・〇度、光度は四等級で、飛行経路は直線であった。鳥の誤認ではないかという点について藤井は、夜に飛ぶ鳥は数回見たがいずれも白色でぼんやりしており、鳴いたり羽ばたいたりして速度も緩いから、これが鳥でないことはほぼ確実であると述べている。
原典より
昭和三十三年三月二十四日、午後九時五十一分ごろ、山口市今市で流星観測をしていた藤井旭氏は、天頂(大熊座α星付近)から五六度の距離角を四~五秒で通過するブーメラン型の光体を目撃した。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。