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元智池の白蛇と涸れた清水

所在地千葉県我孫子市中峠芝原(元智池)
年代明治
登場根本由右衛門、白蛇を見て死んだ老母の家の当主
出典相馬伝説集

どんな伝承か

湖北村の大字芝原に元智池という小さな池がある。鉄道線路から一町ほどの所で三方を丘に囲まれ、水は深く雑草が茂って人がめったに近づかない寂しい場所で、八幡の御手洗の池ともいう。三十年ほど前、同村の根本由右衛門の老母が野良仕事に出てこの池のそばを通ると、大きな白蛇が横たわっているのを見て驚き、あわてて逃げ帰ったが、それから病気になって命を落とした。今も時々大蛇の姿を見るといい、池へ行く者はいない。また明治四十年ごろ、乞食が近くの山で子を産み、その子をこの池で洗ったところ清水が湧かなくなったが、神官が池に赴いて祝詞をあげると元どおり清水が出るようになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))

『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。

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