頼朝の夢と美女木の六つのホラ
どんな伝承か
美女木には新田、堀の内、藪雨、砂場、番匠免、修行目という六つのホラと呼ばれる集落の区分がある。言い伝えでは、源頼朝が奥州征伐に向かう途中で美女木の円通寺に泊まった夜、この地にも鎌倉と同じようなものを築けというお告げを夢で受けた。そこで美女木八幡のまわりを鎌倉八幡のまわりにならって整えたのが、六つのホラの始まりだという。
原典より
その夜、「この地にも鎌倉と同じようなものを築け」という夢をみたことにより、美女木八幡の周囲を鎌倉八幡の周囲と同じようにしたからだという。—— 戸田市史 民俗編 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
戸田市史 民俗編
『戸田市史 民俗編』は、戸田市の市史民俗編から、第三節「伝説」だけを収めたものである。美女木・新曽・上戸田・下戸田・下笹目・惣右衛門の話者が語った、源頼朝の奥州征伐にまつわる美女木の地名のいわれ、下笹目の聖釜のヌシとカッパ、荒川に身を投げた女の地名、美女木八幡の鐘、弘法大師の石芋や弘法清水などを収める。説明伝説・歴史伝説・信仰伝説を広くとり、村・ホラ、石・岩、水、塚、祠堂、その他の六つに分け、各話の終わりに話者の地区を記す。