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専光寺住職が身を隠した藤巻

所在地石川県白山市河内町久保藤巻
年代一向一揆責めの頃(戦国期)
登場専光寺住職、覚如上人、村人、専光寺へ法流を伝えた本願寺三世
出典河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説

どんな伝承か

久保の地内に藤巻と呼ばれる場所がある。一向一揆が攻められたとき、専光寺の住職がここに身を潜めたと語り伝えられている。佐久馬の軍勢によって本拠の尾山御坊が落とされ、一向宗の旗頭であった専光寺は厳しい詮議を受けることになったからだという。久保はもともと専光寺の土門徒の村で、住職はまず村の道場に身を寄せ、やがて山中の藤巻へ移った。藤の生い茂る所で身を隠すのに向いていたといい、村人が食べ物や湯茶を運んで支えたという。寺の定紋が藤なのも、このとき藤に助けられたからだと伝えられる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史)

『河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説』は、白山麓の河内村の村史の民俗編から、民話・伝説と故事を記した節を収めたものである。白山の千蛇ヶ池や富士山との背くらべ、高ボウケの大蛇、猿仏の名号、おひなの荒、天狗、菊酒、池の金山の伝説など、村と周辺に伝わる話を、白山関係の古文書や郡誌を引きながら記す。第三節「民話 伝説」、第四節「故事 伝説」、第五節「伝説」に分け、話ごとに題を立てて由来や現地のようすを添えている。

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