年始・朝客の前兆
どんな伝承か
正月元旦に女客が一番先に来ると縁起が悪く、正月の朝に女が早く来るのを嫌うという。新春早々に人が死ぬとその年は葬式が多く、元旦に泣くと一年中泣き、正月に病気をするとその年は悪い。正月に馬が飛び込めば縁起がよいともいう。朝の客では、朝坊主に会うと縁起が悪く、朝早い女の客はよいという。妊娠している家では、正月の朝や出産月の初めの客が男なら男の子、女なら女の子が生まれると伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史)
『海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪』は、海津町が編んだ町史の民俗編のうち、俗信を記した部分である。高須・吉里・大江・東江・西江などに伝わる言い伝えを一行ずつ箇条に並べ、伝わる地区名を括弧で添える。葬式や神、女性、動植物、食、方角にかかわる忌まれる行為に始まり、数の忌、日・月・年の忌、忌まれる言葉、前兆予知、呪術、民間療法、卜占、たたりと続き、終わりに幽霊・光り物と妖怪の項を置く。