呪術・民間療法・卜占
どんな伝承か
朝、神仏に供えた物を食べさせるとその日の難を逃れ、冬至に南瓜を食べれば中風にかからないという。土用の丑の日には鰻を食べて夏負けを防ぎ、葬式から帰れば門で塩を払う。抜けた歯は雀の歯といって屋根に投げ、雷が鳴れば桑の葉を家の前に立て、線香を上げれば落雷しないとされた。一家で二人死ねば三人目が出ぬよう藁人形を入れ、溺死体を探すには小軍鶏を連れて行く。療法では雪の下を舐めさせて引き付けを治し、風邪には梅干を頭に貼った。手の筋の通った人は幸福とも占う。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史)
『海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪』は、海津町が編んだ町史の民俗編のうち、俗信を記した部分である。高須・吉里・大江・東江・西江などに伝わる言い伝えを一行ずつ箇条に並べ、伝わる地区名を括弧で添える。葬式や神、女性、動植物、食、方角にかかわる忌まれる行為に始まり、数の忌、日・月・年の忌、忌まれる言葉、前兆予知、呪術、民間療法、卜占、たたりと続き、終わりに幽霊・光り物と妖怪の項を置く。