蚕室に貼る大間々の貴船様のお札
どんな伝承か
大間々町の貴船様は四月十九日が祭りの日で、鹿の川の人々はこの日、蚕がよく当たるようにと願って参拝に出かけた。昔は歩いて通い、受けてきたお札は蚕を飼う部屋に貼っておいたという。竹沢には、毎月一日にこの貴船様へ参る人もいた。
原典より
大間々の貴船様 大間々町の貴船様は四月十九日がお祭りで、この日、蚕が当たるようにとお参りに行ったものである。—— 笠懸村誌 別巻2 資料編 民俗篇(笠懸村誌) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
笠懸村誌 別巻2 資料編 民俗篇(笠懸村誌)
『笠懸村誌 別巻2 資料編 民俗篇』は、笠懸村の村誌の別巻にあたる資料編のうち、民俗篇の一部である。竹沢・鹿の川・北山・山際・岩宿などの集落に伝わる民間信仰を収め、産泰様や大間々の道了様への参詣、オサキ使い、ものもらいや百日咳のまじない、地震・雷・雹のときの唱え言、赤城山の雲を見る天気占いなどを記す。俗信・まじない、天候や動物に関する俗信、仏教民俗、忌詞の項からなり、各条の末に伝える集落名を添える。