西八龍神社の雷除け御札
どんな伝承か
名古屋市北区楠町の西八龍神社には御八龍サマ・八龍山大権現が祀られており、六月二十八日の祭りに雷除けの御札を出すので、九之坪や北野の人々はこれを受けてきた。御札は神棚に納めたり、ダイドコロの柱や天井に貼っておく。北野でこの御札を受けていたのは大正のころまでのことであった。また九之坪東西辰己の白山社も、雷除けの神として信仰されていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)
『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町が編んだ町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節を大字ごとの十九項に分けて並べ、五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。