吹雪で倒れ芽吹いた大神宮さんの大杉
どんな伝承か
下氏家町の南方に、大神宮さんの大杉と呼ばれる杉があった。高さ二十メートル、周囲三メートルほどで天高くそびえ、その辺りは宗広という三十坪ほどの平地になっている。この地は昔から神聖視されて常に清掃され、正月にはしめ縄が張られた。木の下には小さな堂が建てられ、祭りには酒や赤飯が供えられたという。昭和四十四年一月、この大杉は猛吹雪にあい、一大音響とともに倒れた。二年後の今、根元から芽が出て第二世の大杉になろうとしている。
原典より
下氏家町の南方に大神宮さんの大杉というのがある。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)
『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。