親鸞の焼き栗が年に三度咲く三度グリ
どんな伝承か
舟枝町の南端、県道沿いに、親鸞聖人お手植えと伝える「三度クリ」と呼ばれる旧跡がある。五十坪ほどの敷地に樹齢数百年を思わせる老樹が七、八株あり、そこから出る栗の木は毎年三度も花を咲かせるというので、この名がある。碑には、親鸞が越後へ流される途中この地を過ぎ、小休みの際に焼栗を手植えして凡夫往生の印としたところ、発芽繁茂して毎年三度開花結実するに至った、と刻まれている。今も人々の崇敬を集めている。
原典より
舟枝町南端の県道沿いに、親鸞聖人のお手植えの、「三度クリ」と呼ばれる旧跡がある。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)
『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。