河童の伝える家伝薬
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どんな伝承か
小倉(北群馬郡吉岡村)の堤には昔から河童が住み、遊んでいる子供や馬を水中に引き込んでいた。あるとき野良仕事の人が堤の浅いところで馬の前足を洗っていると、馬がしきりに嫌がる。尻の方へまわってみると、河童が一生懸命に馬の尻尾を引いていた。捕まえようとしたが水の中へ潜って逃げた。馬を引いて家へ帰り、餌をやろうとした隙に馬が騒ぐので馬小屋へ行くと、飼い葉桶の中に河童が入って手を合わせて拝んでいた。馬の腹の中の物を食おうと思ったが、これからは決して悪さをしないから命を助けてくれ、代わりに骨接ぎを教えると言ったという。それからその家は代々骨接ぎの医者となって繁昌したが、その家から他所へ出ると骨接ぎができないと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第4巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全89話(栃木・群馬・茨城=北関東)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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吉岡町の伝承
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