宮津の鶏塚と金の鶏の言い伝え
どんな伝承か
『丹後州宮津府志』は鶏塚について、文殊道の海辺に臨む小さな山であると記している。むかしここに金の鶏を埋めたとも、大晦日の夜ごとに鶏の鳴く声が聞こえるとも伝えられていたという。ただし同書は、浪花の豪商である淀屋某が金でこしらえた鶏を九世戸の文殊へ奉納したという話から、後になって結び付けられた説だろうと見ている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。